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びんねんニュース vol.4


私たちは、糸が切れた際、ノッターという道具を使い糸をつないだり、直接人の手で機(はた)結びをしたりしています。
基本的には、糸切れによる結び目は好まれていませんし、無いにこした事はありません。
ですから、常に私達は、作業工程中、糸にストレスがかからぬ様に、細心の注意を払っています。
ただ、それでもやはり糸切れする事はあります。
糸切れすれば丁寧につないでいます。つないだ証である結び目が愛しく感じられる時があります。
最近、“絆”とい言葉を耳にします。“絆”って、人と人とのつながりの事ですよね。
人が本来持っている相手を思いやる心とか感謝する気持ちといったものがつながりの元になっているように思います。
決して、結びを肯定している訳ではありませんが、そう考えれば、糸と糸でつないでいる結び目も嫌なものから愛しいものに見えてきませんか!

お盆は、どの様に過ごされましたか?
お墓参りで、ご先祖様に感謝を。
同窓会で懐かしい想い出を語り合うのも良いですね。
家族でキャンプという方もおられるでしょう。焼き肉三枚もありですね。

備後撚糸は、創業90年…
創業者、2代目の墓前にて。

今まで、かかわって下さった全ての皆様方に感謝致します!!

2017年8月発行

糸と糸、人と人、大切に結んでいきます。
びんねんニュースは、備後撚糸株式会社の様々な出来事をお伝えする愛情のつまった情報誌です(笑)。
※内容につきましては、発行年月日時点での情報となりますので、ご了承ください。

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