撚糸加工と一言で言っても、素材、引き揃える糸の本数、撚り方向、撚り回数、などにより出来上がる糸はみな異なります。
依頼で最も多いのは、同じ素材で同じ番手の双糸加工ですが、短繊維と長繊維の撚糸といったものも弊社では行っています。
現在作業しているものの中に、3本撚りがあります。こんな時には、毛利元就の3本の矢の話が頭に浮かんできます。
糸1本1本に『お前達、3人仲良くして立派な糸になれよ…』と語りかけたくなります。
7月に入り、せみの鳴き声が耳に届くようになりました。いよいよ夏の本番…という感じがします。
皆さんにっとっての夏のイメージは何ですか?
海ですか、かき氷、浴衣、そうめん流し…。
弊社の工場では、大きな扇風機が大出動!機械にも人にも夏にはかかせません。
暑い夏も寒い冬も
春夏秋冬、備後撚糸は、
糸を撚(よ)り続けます。
そこに御社がおられる限り…。
2017年7月発行
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