いつも、びんねんニュースを読んで頂きありがとうございます。
今回から具体的な“撚糸”の話をしようと思ったのですが、先日、こんなことわざに出会いました。
“禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如し”
調べてみたところ、“禍福”とは、不幸な事や幸福な事、悪い事や良い事という意味のようです。“糾える”とは、“撚り合わせた”という意味だそうです。
つまり、不幸な出来事や幸福な出来事は、撚り合わされた縄のように表裏一体で代わる代わるやってくるものだ…そんな内容のようです。
これは、まさに、私達が日常行っている“撚糸”の事を言っているのではありませんか。
本当に“撚糸”という技術は、私達の日常生活と密接なつながりがある事を改めて実感しました。
“撚糸”とは、糸のお見合いのようなもので、2本の糸が仲良く、意気投合し、1本の新たな糸に生まれ変わるものです。
とても素敵な役割です。
“撚糸”って奥が深いです…。
2019年8月発行