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びんねんニュース vol.26


撚糸の工程:撚糸③

毎月、びんねんニュースを読んで頂きありがとうございます。

前回から、撚糸について詳しくお伝えしております。

今回からは、実際にオーダー頂いている事例を紹介したいと思います。


事例1)角度のついたCN(コーン)に巻いて欲しい

オーダーを頂く際は、CN(コーン)に巻くかCH(チーズ)に巻くか指定頂く事が多々あります。

コーンに巻くかチーズに巻くかは、出荷後の作業内容によって変わります。
織物のヨコ糸(緯糸(よこいと))であったり、丸編みや横編みの場合は、コーン巻きにする事が多いです。

コーンの場合は、ピックテールを付ける事ができます。
このピックテールがあれば、このコーンに巻かれている糸がなくなる際に、次の糸と簡単につなぐ事が出来るので継続して作業ができます。

染色する場合は、染色屋様で専用ボビンに巻き変えられるのでコーンでもチーズでもどちらでも良かったりします。

コーンに巻くかチーズに巻くかは、それぞれの撚糸屋により機械設備が異なります。

撚糸後の巻き上げ部分(クレードル)がCNの形状かCHの形状かは、各会社が受注先の条件に合わせていたりします。

弊社では、どちらにも対応出来る様、機械設備をしております。

次回は、事例2)として紹介しますね。


2019年10月発行

びんねんニュースは、備後撚糸株式会社の様々な出来事をお伝えする愛情のつまった情報誌です(笑)。
※内容につきましては、発行年月日時点での情報となりますので、ご了承ください。