撚糸の工程:撚糸③
毎月、びんねんニュースを読んで頂きありがとうございます。
前回から、“撚糸”について詳しくお伝えしております。
今回からは、実際にオーダー頂いている事例を紹介したいと思います。
事例1)角度のついたCN(コーン)に巻いて欲しい
オーダーを頂く際は、CN(コーン)に巻くかCH(チーズ)に巻くか指定頂く事が多々あります。
コーンに巻くかチーズに巻くかは、出荷後の作業内容によって変わります。
織物のヨコ糸(緯糸(よこいと))であったり、丸編みや横編みの場合は、コーン巻きにする事が多いです。
コーンの場合は、ピックテールを付ける事ができます。
このピックテールがあれば、このコーンに巻かれている糸がなくなる際に、次の糸と簡単につなぐ事が出来るので継続して作業ができます。
染色する場合は、染色屋様で専用ボビンに巻き変えられるのでコーンでもチーズでもどちらでも良かったりします。
コーンに巻くかチーズに巻くかは、それぞれの撚糸屋により機械設備が異なります。
撚糸後の巻き上げ部分(クレードル)がCNの形状かCHの形状かは、各会社が受注先の条件に合わせていたりします。
弊社では、どちらにも対応出来る様、機械設備をしております。
次回は、事例2)として紹介しますね。
2019年10月発行